今年は桜が早く開花しましたが、まだまだ楽しめています。
弥生の名の表すように、3月生まれの私は1年でこの季節が一番好きです。
終わることも多くて寂しい時期だけど、前を向かせる日差しの明るさのおかげかもしれません。
今年はこの3月末で2つのことが終わります。
日本マーケティング学会の、副会長、サロン委員長職の2年の任期を全うしました
この学会は2012年に発足した新しい学会ですが、2000人もの会員がいる、経営学系では日本最大規模の学会です。
その会員構成は、学者が4割で、6割以上は私のような実務家で、マーケティングが実務の中で行われることだからこその特徴を表していると言えます。
学会の実務家と言っても、私のような、というのは例えとしてあまりよくないですね。
日本を代表する企業の経営者の方たちが多く参加されていますし、例えばマーケティングサロンという学会の中心的イベントを企画運営するサロン委員の方たちも、大学の先生や、企業のマーケティング部門の責任者の方たちなど、普通ならあまりお話する時間もいただけないような人たち。
その方たちとマーケティングの理論から実務、そしてマーケターとしての在り方のなども、直に議論できるので、本当に貴重な場であると思います。
と思って粛々と学会イベントに参加していたところ、学会の仕事をせよ、と2年間、副会長の職をいただきました。
学会で初めてアカデミシャンでない副会長でした。それも大事なお役目だったと思います。
でも、それこそ、私のような、どこの馬の骨とも知れない(死語?)を副会長にしちゃう、ちょっと不思議な学会ですね。
ともあれ、お役目を担うことになったのですが、折しもコロナ下で、新しいことをするというよりも、守りの2年間でした。
その意味ではその立場のおかげで、自分自身に与えていただけたことが多かった2年間であったとも言えます。
マーケティングを実務に活用するだけではなく、社会や生活者を取り巻く環境やマーケティングそのものを客観的に感じたり、企業の振る舞いや学問の動きからその意味を深く考えたり。
おかげさまでオンラインが多かった大学の授業で、そんなこんなの波を学生に伝えることはできたかな。
ということで、さほどの仕事もせぬまま特段の新しいこともしないでバトンタッチとなります。スミマセン。
でも、とりあえず任期を終えることができて、ほっとしています。良い2年間の経験をありがとうございました。
鎌倉湘南女性事業者の会「かまフル」が、自由なコミュニティグループに
かまフルは2015年から、鎌倉在住や鎌倉で事業をする女性たちの、主に仕事を支える互助組織として活動してきました。
今も40名を越える会員がいて、仕事もプライベートも、うまくサポートしあいながら協業しています。
コロナ前は、毎月の定例ミーティングや、朝の時間を使った講師を招いての勉強会など、活動が活発で、一時は月に2人くらいずつ新規入会の方がいらしたりしましたが、コロナ下は対面の活動が限られていました。
にもかかわらず、会員間の協力、交流はどんどん広がる一方。
会を組織して8年が経ち、一定の役割は果たしたところで、この4月からは新しい会員を募ったり、会の運用面を検討したり、ということをやめることにしました。
会長とか役員職なども設けず、オフィシャルな団体であることはここで終わりにします。
これまで培ったつながりは、これからは個々が個々で必要な時に声をかけつつ楽しむコミュニティとして残ります。
なんか、潔くていいなあ。と、今しみじみ振り返っています。
創立者の有限会社スープ代表の野口世津子さんと著述家でカフェリエッタの本多理恵子さんの、そんなすっぱりした性格によるところは大きいと思います。ありがとうございます。
しかも、振り返ると、ホントに起業した人、転業した人、事業を客観的に見直して再構築した人、友達たくさん増えた人、趣味を広げた人、いろいろな意思決定をした人。
かまフルにいたからだね。
私も、かまフルのみなさん向けのマーケティング講座をさせていただいたり。
植物療法講座に来てくださった方もたくさん。
鎌倉で開催した植物療法のリアルイベントではたくさんの方に手伝っていただいたり、参加いただいたり。
得意分野を活かすこともしたし、みなさんの得意を分けていただいたり、と、WINWINの8年でした。
終わりは区切り。
でも
時間は途切れることなく、先に進みます。
有限会社フロスヴィータも、明日から第22期に入ります。
連続する日々に、非連続の何かを提供できるよう、また心も新たに頑張ります。
自然療法と関係ないお話を最後までお読みいただき、ありがとうございました。
こんなことも時々やってます。
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