花の秘密を紐解き、フラワーレメディに近づく
今や世界各地で作られているフラワーエッセンス。
花のエネルギーを集約したとされるエッセンスを飲むだけで、疲れた心を癒してくれる、安心で安全な自然療法です。
その製法をこの世に生み出したのが、イギリスのエドワード・バッチ博士(1886-1936)です。
この作り方があるおかげで、自然のままに育まれた土地に花が咲けば、どこでもフラワーエッセンスを作ることができるようになりました。
その恩恵を受ける人は、日本でも増えています。
でも、私たちはフラワーエッセンスを使っている中で、大きな疑問にぶつかります。
なぜ植物の中でも、花の部分だけを使うのか?
なぜ太陽の光にあてることで、エネルギーを集めることができるのか?
なぜ他のセラピーのようにからだではなく、まず心を癒すのか?
その答えは、実はフラワーエッセンスを使っていくことで自ずと得られてくるものです。
でも、それでももっと知りたい、と思う方がこの本に辿りついているのかもしれません。
読書は個人的なものだけど、みんなで読むと、不思議に楽しい。
ひとりで読むには難しいけれど、みんなで読むと、参加者同士の異なる知識を一緒に使って理解が進む。
飲めばもちろんわかっていくことだけど、1冊の本を媒介に、またその輪が広がったら。
そんな楽しい体験のためにこの読書会を始めて12年目になりました。
『魂の植物』を読むこと
『エドワード・バッチ 魂の植物』は、1995年にドイツで出版され、日本では2008年に待望の翻訳書が刊行されました。
私がこの書の訳者である手塚千史先生とドイツを旅したとき、書店で、この本を買って帰ったら?と勧められたのは、2002年の秋のことでした。
帰国後、手塚先生から、この翻訳書を出版することになったので、本を持っていたと思うので下訳をしなさい、というご連絡をいただきました。
実は実際に訳を提出してから、3-4年、やはり出版は難しそう、という話になってしまったので諦めていたのですが、写真の権利や装丁を工夫して、日本で今の形で出版されたのが2008年、という時を経ることになります。
この本は、バッチ博士、バッチフラワーレメディを経糸にしながら、植物の成り立ちや生育、古代からの使われ方、時に神話に登場した姿を緯糸に、様々な角度から植物と私たち人間の姿を、活き活きと示してくれます。
著者であるシェーファー女史はバッチフラワー使いのパイオニアであり、アントロポゾフィーや東洋医学にも詳しい研究者、著作家です。
共著のシュトルル博士はケルト文化をはじめ欧米の民族の暮らしのフィールドワークを数多く手がけ、今は自らもアルゴイの森に居住する民俗植物学者です。
そんな著者による専門書でありながら、版が重ねられ息長く読み継がれています。
日本での4回にわたる重版時には、この読書会で積み重ねられた知見も反映されていることは、これまでご参加いただいたみなさんの研鑽の賜物でもあります。
この会は2011年に始まり、途切れることなく続いており、
これまで複数回この本を通読している京ヶ島と村上志緒さんのふたりで進行します。
バッチ博士の思いや考え,レメディそれぞれについて主に京ヶ島が、自然科学、生物学に関する内容について村上がコメントしながら進めていきます。
今まで読みあぐねていた方、
バッチ博士やフラワーレメディにもう一度じっくり向き合いたい方、
花と花療法について洞察を深めたい方、
各地のバッチ仲間、自然療法家とつながりたい方、
それぞれの動機でぜひご参加ください。
2022年度 読書スケジュール
『エドワード・バッチ 魂の植物』を読む会2022
ファシリテーター 京ヶ島弥生(フロスヴィータ)・村上志緒(トトラボ)
(進行度合いで変更の可能性があります)
1 4月19日 P.6-15 序論、満足できない医師
P.69-70,109-111,137-140、197-198 12ヒーラー、7ヘルパ―、樹の力、クライマックス
2 5月17日 P.15-18 天命の病気
P.69-77 ミムラス、インパチェンス、クレマチス
3 6月21日 P.18-23 ホメオパシーとの出会い
P.77-92 アグリモニー、チコリ―、バーベイン、セントーリー
4 7月12日 P.23‐30 腸内フローラと花粉
P.92-108 セラトー、スクレランサス、ウォーターバイオレット、ゲンチアナ、ロックローズ
5 8月23日 P.31-39 ウエールズの祖先の招き
P.109-122,127 ゴース、オーク、ヘザー、ロックウォーター
6 9月27日 P.39-44 ケルトの遺産
P.123-126,129-136 オリーブ、バイン、ワイルドオート
7 10月 P.44-51 ケルトの遺産②
P.137-157 チェリープラム、エルム、パイン、ラーチ
8 11月 P.51-57 花の秘密
P.158-169 ウィロー、アスペン、ホーンビーム
9 12月 P.57-61 花の秘密②
P.170-187 スイートチェストナットビーチ、クラブアップル、ウォルナット
10 1月 P.61-64 星の影響
P.187-196 チェストナットバッド、ホワイトチェストナット、レッドチェストナット
11 2月 P.64-68 水と太陽
P.197-222 ホリー、ハニーサックル、ワイルドローズ、スターオブベツレヘム、マスタード
12 3月 まとめ・シェアリング 全巻
10月以降の日程は、夏頃発表します。
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