nel vicolo 、週に一度月曜だけのお店に立って、ハーブティーをお出ししていると、ハーブティーは飲んでるけど、あれ?ハーブって、ほかに何か?という方がほとんどです。でも、お料理やお菓子作りに使う方もいらっしゃいますよね、というと、あ〜そういえば、とも。ハーブは香りや薬理作用、抗菌作用などを有する植物の総称。アロマセラピストとしては、精油やハーブウォーターとして使いますが、キッチンでは、野菜のように、煮ても焼いてもそれぞれ味わいで使うことができ、しかも食材の良さを引き出し、あるいは臭み、えぐみを整えたりしてくれるのです。それがハーブ。業界人としては、このあたりは今や誰でも知ってるもの、と思っていたのですが、キッチンや食卓での事実は、こんなことのようです。
ところが、たまたまお店に来てくれた大船のイタリアン、ルナ・ピエナのスタッフももいちゃんと、アロマの話からハーブ、そしてハーブウォーターに移って行ったとき、俄然興味を示し、さらにシェフと話したところ、ちょっとハーブをしっかり使ってみたい!ということに相成り 「ハーブ香るイタリアン」というイベントランチが催されることに。
ハーブは、厨房で香りづけ、臭みとり、あしらい、味付けなど、さまざまに使われ、鎌倉では近隣の農家さんが、シェフたちの求めに応じてたくさんの種類のハーブを作ってくれているおかげで、驚くほどいろいろ手に入る方だと思います。でも、その肝心のシェフが、単にフレッシュなものをお料理に載せるだけでなく、刻んだり火を入れたり、はたまた蒸留して、新しい香りや形を目指してくださるというのです。行かないわけには行きませんよね。自社プロデュースイベントですが、その日をどれほど楽しみにしたことか。
ということで、「ハーブ香るイタリアン 津野シェフのお料理を楽しむ午餐」@ルナ ピエナは6月4日、日曜のお昼に開催されました。
そして提供されたお皿の数々。
いつもながらの津野シェフのお料理の繊細さに加え、香りや味わいが、それをさらに研ぎ澄ましてくれました。開催が決まってから、日々さまざまなハーブと食材のマッチングを徹底的に追求してくださった賜物、食材・料理の持ち味を殺さない、むしろ引き出し、とても風味豊かなお料理でした。
今回ご参加くださったお客様は、お料理関係、ハーブアロマ関係、広告編集関係と、多種多様。東京からもお越しいただきましたが、おいしいお料理がとりもつ縁、楽しく時間を過ごしていただけたようです。そう、味も、雰囲気も、これは申し訳ないが、行った人にしかわからない。
ということで、大好評につき、季節を変えて、また開催されるそうです。「ハーブの可能性」を知りたい方は特に、次回是非ご参加ください。ご希望の方はフロスヴィータにお問い合わせください。
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