免疫アップのヒント ⑤
「日本人の疾病構造は、結核などの感染症から、生活習慣病へ、
さらには老人退行性疾患へと急激にシフトしています。
こうした背景や患者さんの二ーズが多様化するのを受けて、
医薬品、手術、放射線を3つの武器にする近代・西洋医学と、
植物療法、心理療法、音楽療法などの、相補・代替療法
complementary and alternative medicine (CAM)の
両方を視野に入れ、患者さん中心の医療を実現しようという
統合療法 integrative medicine の普及が進んでいます。」
[林真一郎 『ファーマシューティカル アロマセラピー&
メディカルハーブ』(2011)南山堂 序 P.ⅲ ]
10年前の言葉ですが、この先に、今、どんな言葉を継げばよいのでしょうか。
これを読んではっとさせられたのは、新しい病気はある一定期間に
増加するけれど、以前からあったものを減らしたり置き換わったりは
していない。
人類が地球に暮らすようになった時間経過の中で、
人口が増えても、じわじわと病気も病人も数が増えている、という事実。
医学がどれだけ進歩しても、
私たちの日々の暮らしの間違いや争いの結果、
病気を増やすことしかできず、そこに打ち勝ててはいない、
ということなのでしょう。
西洋現代医学に期待することは、もちろん、今罹患した人たちへの救命をし、
さらに早く治療法、ワクチン、予防法を作ってほしい。
そして、私たち生活者は、外的な救いを期待するだけではなく、
ひとりひとりが本気の行動変容をすべきでしょう。
今こそ、上に書かれている統合療法、
進んで「ホリスティック医療」の根本のコンセプト、
「自然や地球と調和した生き方をして、自らの自然治癒力を高める」
ことに集中していく必要があると思います。
免疫力は一日にして成らず。
日々地球と調和することを大事に暮らすことこそ、
個々のひとりひとりが病いの中にあっても健やかでいられることができる、
と改めて思います。
日本ホリスティック医学協会のブログを久しぶりに読みましたが、
この時期大事なことをたくさん発信してくれていました。
ぜひご一読を。
日本ホリスティック医学協会は、先の帯津良一先生を名誉顧問に、
上掲の林真一郎先生も理事を務められ、私も専門会員として活動しています。
様々な情報が発信されていますのでぜひご注目ください。
ホリスティック医学シンポジウム2017で、帯津先生との貴重なツーショット!
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