救急からかかりつけ医への紹介。
しかし、私の整形のかかりつけ医が、総合病院のリストになぜかなかったため、行きたくない病院宛に紹介状を書かれました。
土曜に怪我。
日曜は一日横になって休養&各所への連絡。
月曜になって、紹介状を持って、行きたくない整形外科へ。
何しろそこも混んでいるのは自明、案の定、コロナなんのその、で、満員御礼状態。
待つこと30分、レントゲンを見て、「骨折ですね」「3週間動かさないようにして、リハビリの方へ行ってください」「次は3週間経ったら来て」と棒読みで、顔も見ず、状況も聞かず、指示。
だからここに来たくなかったの!!!!
とりあえずコルセット固定ではなく、三角巾で吊っておくように、とのことで、縛り方を習ったのは、一番大事なことでした。
そこから3週間、私の右腕は・・・
最初はそうでもなかったのですが、さすが骨折。
二の腕から肘にかけて、全面真っ青な痣となりました!
そして、右手の指が腫れて曲がらない。しかも痺れが取れない。
箸もペンも持てないどころか、全く使えない右手・・・。
ぐるぐる巻きから解放されたので、ひたすら
*レスキュークリームを塗る(1日数回)
*リハビリに通う(3-4日に1回通うも、病院も夏休みに突入、途中で潰える・・・)
しかし、レスキュークリームのおかげで、
*痣が消えたのは2週間もしない頃。あっという間に黄色味を帯びて、徐々に内出血が消えました
*右腕だけがすべすべに!左腕には塗っていないので変わりなかったのですが、右腕はその頃、ぴかぴか。今後はレスキュークリームはお肌のお手入れにもお勧めできることを発見しました!
日常生活は、できないことだらけ!
*左手でフォークとスプーンで食べる
*左手でパソコンやスマホを打つ
*着替えが一苦労、右腕は上がらないので、かぶるもの(Tシャツみたいなもの)は着ない。前ボタンの服を探して着る・・・
(ご想像どおり、下着の脱ぎ着はもっともたいへんです)
*病院の支払いにも一苦労・・・、左手で財布を開けて、小銭が取りにくいことと言ったら!(カードが使えないのよ、ここは。。。)
*もちろん、家事は一切家族にお任せ!☞なにしろ、自分のこともできないのだから!
それから!爪が切れないのです!
左手では爪切りが使えない、右手も指が相変わらず腫れていて、力が入りません。
1か月そのまま伸び放題、さすがに危ない・・・。
楽器を弾くため、爪を伸ばすしてネイルもしたことない私は、怪我の功名、初めてネイリストのドアをたたきました。
と言って、お願いしたのは「爪健美庵」のとみきょん先生。持つべきものは、かまフル(*1)のお友達。
とみきょん先生は、まだネイルの草創期からネイルサロンを経営し、現在は多拠点生活&多事業経営で忙しい方。爪に関しても、今はビューティーだけでなく、「爪の健康」すべてを司ってくださる、稀有な存在。そのお方が、なんと鎌倉にお店をお持ち!
ということで、爪をきれいにしていただきました。
シャンプーもうまくできないという方は、美容室で洗ってもらいましょう。プロはほんとにありがたい!
いずれにせよ、現代の技術とサービスは、多くの不具合をサポートしてくれます。
頭を働かせると、右手が使えなくても、いろいろなことができることがわかってきました。
*1 かまフル とは、フロスヴィータも参加している「鎌倉・湘南 女性事業者の会」。鎌倉で働く、あるいは起業を考えているたくさんの女性が共に考え成長する会です。☞かまフル
家事はできないけど、仕事はできる!!
コロナのリモート全盛期のおかげで、家に居ながら、講座の受講どころか、開催もできるのです。もちろん、出かけないでいいので、会議もばっちり!
さらにZoom画面上の私は首から上しか映らなければ、骨折していることも分かりません。
もしリアルだと、ひとしきり、「どうしたの?」「大丈夫?」の嵐で、すぐに本題に入れませんが、このあたりは皆さんに心配をかけなくてもよいので、ありがたいことでした。
ただ、ペンが持てないので、「ちょっとしたメモができない!」
ちょうど、マーケティングケースの執筆中で、インタビューをしなければいけなかったのですが、そこで開眼したのは、「録音」「音声入力」「音声認識」の活用!
左手だけでPCを打つのは、90年代初頭にワープロが導入されたころのスピード感ですから(笑)、極めて非効率ですが、この発見は大助かり。
字が書けない問題はさらに、スケジュール帳に必死に左手で書いても、文字になっていなくて結局読めない ( ノД`)シクシク…。
なので、しぶしぶiPhoneで管理することに。見にくいけど、入力は楽になりました。
大学のオンデマンド授業も、バッチやアロマの講座も、バッチフラワーの対面コンサルテーションも、このおかげで滞りなく行えました。
そうそう、お支払いいただいた際の領収書ですが、これも手書きができなくても、アプリで作成してオンラインでお送りして、先方にダウンロードをしてもらえばよい。
本当にありがたい時代になっていました。
自分でやらなければ、という思い込みを捨てるのが一番たいへんだったかも
そうは言っても、身の回りのことも、家の中のことも、一切を家族に任せる。
仕事だって、大丈夫とは言え、生徒さんや仲間がフォローしてくれてどうにか形になっている。
これまで、全て自分でやってきた(つもり)の人間にとって、人の手を借りないと何一つできない状態は、「全面降伏」に近いことでした。
外で仕事をしてきた私は、これまで家のことは最小限しかしてきませんでしたが、その「最小限」については、誰の手も借りない、言ったとおりにしてもらう、余計な手出しをして邪魔をしないでほしい、と、相当厳しいルールを強いていたようです。
私がやらないと、何がどこにあるか、これはいつどうしたらいいか、家族はわかりません。
そうなったときに、見様見真似でやってくれることは、自分のやり方と全く違うので、いつもの私なら、もういい、やらないで、とか、そうじゃない!と言っていたでしょうが、
そんなことを言っている場合ではない!!!
この時期は、もちろん何も言わず、でも、感謝の気持ちも湧いてくるものですね。
家での私は、相当におとなしくなったことと思います。
怪我が教えてくれたことの中で、本当に大きなことのひとつです。
(家事をしないで済んだので、その時間を仕事に充てることができたのは、さらにラッキーでもあったのですが・・・)
バッチフラワーレメディに「バイン」というレメディがあります。
キーワードで引くと、「支配者」「権力欲」などという見方があり、”やなやつ”っぽいのですが、自分が正しいと思ったことを曲げたくない、全て自分の思い通りに進めたい、他の人には自分の指示以外のことをしてほしくない、など、我を通さなければ物事が進まない場面では、多くの人がこうした状況に陥ります。
もしかして、家庭を預かる主婦が家族に強いている家のルールなども、こうした考えから来ていたりします。
「バッチフラワー ニューセラピーⅡ」という本には、からだの部位にレメディを対応させた研究の詳細があります。
私の怪我の右肩の位置は、まさにこの「バイン」を示していました。
その気づきから、バインを「がぶ飲み」したのは、もちろんのことでした。
怪我で動き回れない分、自分の中に少し入って、考えてみる。
ちょっと骨折に感謝した、真夏の固定期のことでした。
今日の教訓
●レスキュークリームは、治癒をサポートするだけでなく、きれいの素でもある
●爪、髪、連絡、タイムマネジメント、日常必要なことは、プロ、スペシャリストに頼れる
●元に戻ることだけを考えずに、新しいやり方を深く静かに考えてみよう
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